クチン　森の人オランウータンが元気に生活できるように多くの方に来ていただきたい

いぬカフェ、ネコカフェ、爬虫類カフェなど都会のカフェでも可愛い動物に触れることができ、癒される空間がよく見られます。緊張が連続する社会構造やペットを禁止する賃貸環境から猫カフェは日本がオリジナルだと考えていましたがそれは間違いでした。1998年、台北市の「猫花園」が世界初の猫カフェだそうです。

 

確かに動物が持つ癒しパワーに心が和む場合がありますが、やはりその動物の仕草が人間に近いものだとより強い共感や何を考えているんだろうとその動物への思いに集中してしまいます。そこで、マレーシアのクチンにあるセメンゴ野生動物センターに飼育されているオランウータンをご紹介します。

 

 

オランウータンは、マレー語で「森の人」という意味で、ヒト科に属する大型類人猿です。インドネシアとマレーシアに生息していますが、森林伐採や狩猟が原因で現在は絶滅危惧種レッドリストになっています。ここでは孤立した動物、怪我をした動物、または捕獲された動物から救助された動物を受け入れ、野生動物に戻し直しています。

 

オランウータンもアメリカではワクチン接種を受けたり、当地でもPCR検査を受けたりしていますが、観光客の激減は観光収入が減り、動物センターも大きな打撃を受けています。森の人オランウータンが元気に生活できるように多くの方に来ていただきたいと願っています。

 

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