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[スリランカ] 仏教光の祭典 ウェサック祭り

2023年03月26日 10時57分
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スリランカ
[スリランカ] 仏教光の祭典 ウェサック祭り

スリランカは毎月満月の日は、ポヤデー(Poya Day)と呼ばれる仏教由来の祝日となります。
月に一度の満月の日は経済活動(仕事)や飲酒や肉食を絶ち、寺院に参拝し敬虔の念を深める目的があります。 
そんな毎月あるポヤデーの中でも5月のウェサック月は、お釈迦様の誕生した月、悟りを開いた月、そしてこの世を去った(入滅)月として、スリランカでもっとも重要な仏教の祭事の月となっています。この月だけはポヤデーとその翌日も祝日となり、国を挙げて盛大に祝われる祭典でもあります。

今年(2023年)のウェサックは5月5日6日となります(コロンボは7日もイベント開催)。そう2023年はちょうど日本のゴールデンウィークの時期と重なっています。 

ウェサック祭が近づくと、仏教寺院を始め一般家庭の軒先や公共施設ならびに商用施設が立方八面体のランタン(提灯)や電飾で飾られ、5色の仏教旗が掲げられます。ランタンは立方八面体以外にも、蓮の形をしたものや仏塔の形をしたものなど、さまざまな形があります。

ウェサックは一部地域を除いて、スリランカ全土で祝われるため、この時期に合わせてスリランカを旅行する際は、仏教寺院だけでなくホテルや商業施設、一般家庭の軒先、移動中の道路沿いなどあちらこちらでウェサックの飾りつけを楽しむことができます。また、ウェサック祭り以後もしばらく装飾はそのままになっているので、ウェサックから日にちがずれても装飾を楽しむことができます

ウェサック仕様のビルディング

↑ウェサックの装飾がされたビルディング

ショーウィンドーもウェサック仕様

↑人気ファブリックショップBarefoot(ベアフット)のショーウィンドーもウェサック仕様

レストランもウェサック仕様

↑ジェフリーバワのオフィスで、現在ダイニングカフェとなっているParadise Road The Gallery Cafeも蓮の装飾

町の広場など人々が多く集まる公共の場に設置される巨大なパネルは、パンドル(トラナ)と呼ばれるもので、550編のジャータカ物語(釈迦の前世の物語:本生譚)のうちのいずれか一編が描かれています。

バスと比較するとパンダルの大きさがわかります

↑バスと比較するとパンドルの大きさがわかります

夜はライトアップ

↑ライトアップされたパンドル

警察や地域団体が作るからくり燈篭の展示やランタンのコンペティションなども見どころの一つです。

↑からくり灯籠の数々

そのほか各地でウェサックの期間中、都市や村のさまざまな場所や道路脇で"ダンサラ"と呼ばれる振る舞いの光景を見ることが出来ます。

ダンサラとは、仏教の価値観である「与える」「分かち合う」という精神に基づき、個人や企業などの団体が徳を積む行為として、無料で飲み物や食べ物をを通りすがりの車や人に振舞います。

アイスクリームダンサラや、ランチパケットなど人気のダンサラには長蛇の列ができます

弁当のダンサラには長蛇の列

夜になると無数のランタンに灯がともり、ウェサック装飾の見物客で活気にあふれます。見物客は仏教徒のみならず、スリランカの他宗教の方も見物を楽しんでいる様子を目にします。

特に装飾が美しいのはコロンボ(Colombo)ガンガーラーマ(Gangarama)ならびにシーママラカ(Seema Malaka)寺院のあるベイラ湖を中心に、市庁舎や各商業施設など街全体が美しく装飾されます。

 【プラン紹介】

【5月5,6,7日(各日)】仏教光の祭典 ウェサック祭り見物(専用車・コロンボ市内)TC0071-623

電飾が湖面に映り込み美しいベイラレイク

ベイラレイクにかかる橋も美しく装飾されます

ジェフリーバワ設計のシーママラカ寺院も美しく電飾で装飾

 またベイラ湖や特設会場では、バクティギー(奉納歌)が斉唱される様子も見ることが出来ます。

ベイラレイクに浮かべられた舟で奉納歌が歌われています

特設会場でも奉納歌の斉唱

ぜひ、ゴールデンウィークはスリランカのウェサック祭りを体験されてみてはいかがでしょうか。

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