[スリランカ] 仏教光の祭典 ウェサック祭り
スリランカは毎月満月の日は、ポヤデー(Poya Day)と呼ばれる仏教由来の祝日となります。
月に一度の満月の日は経済活動(仕事)や飲酒や肉食を絶ち、
そんな毎月あるポヤデーの中でも5月のウェサック月は、お釈迦様の誕生した月、悟りを開いた月、そしてこの世を去った(入滅)月として、スリランカでもっとも重要な仏教の祭事の月となっています。この月だけはポヤデーとその翌日も祝日となり、国を挙げて盛大に祝われる祭典でもあります。
今年(2023年)のウェサックは5月5日6日となります(コロンボは7日もイベント開催)。そう2023年はちょうど日本のゴールデンウィークの時期と重なっています。
ウェサック祭が近づくと、
ウェサックは一部地域を除いて、スリランカ全土で祝われるため、この時期に合わせてスリランカを旅行する際は、仏教寺院だけでなくホテルや商業施設、一般家庭の軒先、移動中の道路沿いなどあちらこちらでウェサックの飾りつけを楽しむことができます。また、ウェサック祭り以後もしばらく装飾はそのままになっているので、
↑ウェサックの装飾がされたビルディング
↑人気ファブリックショップBarefoot(ベアフット)のショーウィンドーもウェサック仕様
↑ジェフリーバワのオフィスで、現在ダイニングカフェとなっているParadise Road The Gallery Cafeも蓮の装飾
町の広場など人々が多く集まる公共の場に設置される巨大なパネルは、パンドル(トラナ)と呼ばれるもので、550編のジャータカ物語(釈迦の前世の物語:本生譚)のうちのいずれか一編が描かれています。
↑バスと比較するとパンドルの大きさがわかります
↑ライトアップされたパンドル
警察や地域団体が作るからくり燈篭の展示やランタンのコンペティションなど
↑からくり灯籠の数々
そのほか各地でウェサックの期間中、都市や村のさまざまな場所や道路脇で"ダンサラ"
ダンサラとは、仏教の価値観である「与える」「分かち合う」という精神に基づき、個人や企業などの団体が徳を積む行為として、
アイスクリームダンサラや、ランチパケットなど人気のダンサラには長蛇の列ができます
夜になると無数のランタンに灯がともり、ウェサック装飾の見物客で活気にあふれます。見物客は仏教徒のみならず、スリランカの他宗教の方も見物を楽しんでいる様子を目にします。
特に装飾が美しいのはコロンボ(Colombo)。ガンガーラーマ(Gangarama)ならびにシーママラカ(Seema Malaka)寺院のあるベイラ湖を中心に、市庁舎や各商業施設など街全体が美しく装飾されます。
【プラン紹介】
◆【5月5,6,7日(各日)】仏教光の祭典 ウェサック祭り見物(専用車・コロンボ市内)(TC0071-623)
またベイラ湖や特設会場では、バクティギー(奉納歌)が斉唱される様子も見ることが出来ます。
ぜひ、ゴールデンウィークはスリランカのウェサック祭りを体験されてみてはいかがでしょうか。