英雄たちの足跡をたどる旅──タオルミーナ発・世界遺産シラクサ1日観光

■タオルミーナ発 世界遺産シラクサ1日観光
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タオルミーナから南へ車を走らせ、やがて見えてくるのは、
かつて“地中海の女王”とまで称された古代都市、シラクサ。
かつて“地中海最強の都市国家”と呼ばれた古代都市シラクサには「英雄たちの物語」が潜んでいます。
ギリシャ神話の時代から続く歴史を今に伝えるこの街は、2005年にユネスコ世界遺産に登録されました。
美しさと荘厳さが混在するこの場所で、忘れられない一日が始まります。
ディオニソスの耳 – 神秘の音響空間
奇妙な名前をもつ洞窟「ディオニソスの耳」へ。
カーブを描く高さ23mの洞窟は、まるで人工のカテドラル。
かつて権力者が囚人の会話を盗み聞きしていたという伝説もあるほど、音が不思議なほどよく響きます。
日本人観光客の中には、ここで小さく歌を口ずさんで、音の反響に驚き感動する方も。
映画『インディ・ジョーンズ』に登場しそうなこのスポットでは、まさに考古学と冒険が交差する一瞬を味わえます。
ギリシャ劇場 – 音が届く奇跡の設計
もう一つ、太宰治の小説「走れメロス」もまたシラクサが舞台になっています。
紀元前5世紀に建てられたギリシャ劇場。
この劇場、実は太宰治の『走れメロス』のモデルのひとつとされる、
古代シラクサの“暴君ディオニシウス”が支配していた時代に建てられたもの。
メロスが友情と信念のために走った舞台背景──それがまさにこの地なのです。
石造りの観客席に腰を下ろし、風に吹かれながら目を閉じると、
物語の緊迫感と人間ドラマが脈打つような感覚が生まれます。
昔の記憶では走っているシーンからマラソンのイメージがあり、
舞台はギリシャと繋がっていましたが、イタリアのシチリアを走っていたとはびっくりです。
当時のシラクサは人口40万人に及ぶ大都市だったようです。
きっと妹の結婚式の祝い品を買うような商店街もあったのでしょう。
オルティージャ島 – 古代とモダンの融合
旧市街の中心オルティージャ島は、シラクサの心臓部。
石畳の道を歩けば、古代ギリシャの神殿跡がローマ時代の教会に変わっていたり、バロック様式の建物が並んでいたり…。
特にドゥオモ広場は、昼も夜も訪れたいスポット。
柔らかい地中海の光に照らされた建物は、まるで映画のワンシーンのよう。
この広場でカフェに座って、ゆったり流れる時間を楽しむ瞬間は、まさに“贅沢”そのものです。
かつてこの地に住んだ哲学者アルキメデスも、現代の旅人と同じようにこの海を見つめ、未来を想っていたのでしょう。
“友情を信じて走るメロス”、“真実を探して進むインディ”──
そんな物語の主人公になった気持ちで、あなたもシラクサの石畳を歩いてみませんか?
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