幸福は空気のように、そこにある!「豊かさとは、心が満ちること。」ブータン3泊4日

■カトマンズ発 航空機で行く「幸せの王国」ブータン3泊4日
https://tabi-choku.com/plan/detail/733/
ヒマラヤの東端にひっそりとたたずむ小さな王国、ブータン。
人口は約78万人、国民一人あたりの平均年収はおよそ3,000米ドル(2024年時点)と
決して豊かとは言えませんが、それでも「世界一幸せな国」として世界中の注目を集めています。
ブータンでは物質的な豊かさよりも心の豊かさを重視した
「GNH(国民総幸福量)」を国家の指標として採用しています。
経済成長ではなく、精神的・文化的な充足を国の発展の柱とする
このユニークな政策は、今や世界中の幸福学研究者からも注目されています。
2011年には、国王ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下が新婚旅行で日本を訪れ、
ブータンへの関心が一気に高まりました
。「幸福の王国」は、決してキャッチフレーズではなく、彼らの日々の暮らしそのものに根ざしています。
◆ブータンってどんな国?
ブータンは、チベット仏教を国教とし、人々の多くが敬虔な信仰のもとで暮らしています。
公用語はゾンカ語、通貨はニュルタム(Ngultrum)。
テレビやインターネットの解禁も2000年以降と遅く、交差点には信号がなく、鉄道も走っていません。
携帯の電波が届かない山間部も多く、デジタルデトックスを体験するには最適の国です。
訪れるには、現地旅行会社を通じてのビザ取得が必要です。
取得には最低でも2週間かかり、入国にはガイド付きの事前手配旅行が義務付けられています。
観光税は1日あたり200米ドル(2024年現在)で、これには環境保護や地域経済への還元が含まれています。
観光客の数を制限し、地域住民の平穏な生活と文化を守る取り組みでもあります。
◆タクツァン僧院 ― 天空の聖地への巡礼
この国最大のハイライトと言えば、やはりタクツァン僧院(通称「虎の巣」)でしょう。
切り立った断崖絶壁に吸い付くように建てられたその姿は、まるでファンタジーの世界。
伝説によれば、8世紀にグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)が
虎の背に乗ってこの地に降り立ち、瞑想を行ったとされる場所で、
「タク」は虎、「ツァン」は巣を意味します。
現在の僧院は火災で消失した後、丹念に再建されたものですが、
その神聖な空気は今も変わりません。
駐車場からは標高約3,000mの山道を片道2〜3時間、馬に乗って中腹まで行くことも可能ですが、
最後は自らの足でしかたどり着けません。
山道の途中に広がる谷の風景、聖地に近づくほど高まる静けさ、
そして崖の向こうに突如姿を現す僧院の荘厳なシルエット——。
ここを訪れる体験は、まさに“自分自身の幸福とは何か”を問い直す巡礼の旅になるでしょう。
◆3泊4日コース概要(カトマンズ発着)
本ツアーは、ネパール・カトマンズから空路でブータンの空の玄関口・パロへ入国するモデルコースです。
下記の2パターンから選択可能です:
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✅ 日本語ガイドがカトマンズから4日間同行するプラン
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✅ 現地ブータン人による英語ガイド付きプラン
旅程は、タクツァン僧院の登山に時間をかけるため、パロに2泊、首都ティンプーに1泊が基本となります。
ホテルは5つ星のル・メリディアン・パロなど、快適さと景観を両立した宿をご用意。
全食事付きで、カトマンズ〜パロ間の往復航空券も含まれます。ビザ取得も弊社にて手続き代行いたします。
◆ブータンを訪れる意味
仏教寺院の僧侶や市場の笑顔の人々、自然とともに静かに生きる暮らし、
そして物質に頼らず心を大切にする価値観——。
それらに触れることで、旅の終わりには誰もが「幸せとは何か?」を
自分に問いかけることになるでしょう。
ちなみに、パロ郊外の大仏はすらりと痩せた姿ですが、これは精神性の象徴とも言われます。
奈良や鎌倉の大仏とは対照的に、内面の充実が尊ばれているようです。
ぜひこの夏、心の原点に立ち返る旅へ。
「幸せの王国」ブータンを、旅先の候補に加えてみてはいかがでしょうか?
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https://tabi-choku.com/plan/list/?place=207
皆様のご旅行を、現地の専門家が親切丁寧にアドバイスしますのでご連絡をお待ちしています!